2010年3月 3日
チェロの語源
「チェロ」という語は、イタリア語の "Violoncello" に由来する。本来"cello"とはイタリア語で「小さな」という意味であって、"Violoncello" はすなわち「小さなヴィオローネ」("Violone" と接尾辞"cello")という意味である。なお、ヴィオローネはコントラバスの元になった楽器であるが、このヴィオローネという語もまた「大きなヴィオラ」("Viola" と接尾辞"one"。ちなみに現在のヴィオラのことではなく単に弦楽器の意)という意味なので、"Violoncello" はいってみれば「小さな大きなヴィオラ」というわけである。この"Violoncello"の語が英語に外来語として入った後に "Cello" と略され、それが日本語に入り「チェロ」となった。
チェロは、同じくヴァイオリン属の楽器であるヴァイオリンやヴィオラとほぼ同じ構造である(なお、コントラバスはヴィオール属の影響を強く受けているため、チェロなどの他の3つとは多少異なる)。ただし、低い音を出すために形全体が大きく、特に厚みが増している。弦も、素材や基本構造こそ同じであるものの、太く丈夫に作られている。それに伴って弓もヴァイオリンなどより太いが、長さは逆に短い。また、チェロはその大きさと重さゆえにヴァイオリンやヴィオラのように顎で挟んで保持することが困難なので、エンドピンを床に立てて演奏する。エンドピンには亜鉛の合金が使用されることが多いが、最近ではカーボンやチタン、タングステンなども使用されている。本体の大きさに比べると指板はヴァイオリンなどより若干細めである。ヴァイオリン属では低音楽器になるほど胴体と弦の角度が大きいため、ヴァイオリンに比べると駒が高く丈夫に作られている。
また、受け持つ音域からすると本来チェロはもっと大型化すべき楽器であるが、演奏が困難になるので現在のサイズとなっている。弦の長さもこれ以上長くできないので、巻線を使用するなどして低い音を出すようにしている。正しく調弦した状態で4本の弦にかかる張力は、弦の銘柄によって多少は異なるがおおむね同じであり、最も太いC弦も最も細いA弦もほぼ同じ9〜13kg程度の張力で、楽器全体では40〜50kgの張力となる。コントラバスやギターのようなウォームギアによる巻き上げ機構は一般的に備えておらず、ヴァイオリンやヴィオラと同じように木製のペグの摩擦だけで弦の張力を支えている。このため、ペグの調整が不完全な状態であると調弦が極めて困難である。
楽器本体は基本的にカエデなどの木材で製作されるが、ドライカーボン製のチェロもアメリカでは販売されており、独特の音色と音量でユーザーが増えつつある。非売品としてガラス製のチェロも製作されたこともあるが、日常の演奏に耐え得るものではない。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
チェロは西洋のクラシック音楽における重要な楽器なんだそうです。
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